
concketworld inc. コンケットワールド
こんにちは!money講座です!
今日ご紹介するのはこちらになります!
大学生や社会人になりたての若者の間で、
今なお延焼し続けるFXの自動売買(EA)のマルチ商法。
価格は4675ドル(約50万円)という異常に高額なものでした。
にもかかわらずなぜ収束しないのか。
なぜこれほどまでに拡大したのか。
数多くの証言からもこの事件を見直して、
今後に活かしていきたいと思います。
なお被害の中心がおもに大学で出ているようなので、
ここで言う学校とは大学に限って話を進めていきます。
それでは参りましょう!
先ずは特商法から。
目次
特商法に基づく表記のチェックポイント
特商法は事業者による違法・悪質な勧誘行為等から、
消費者を守ることを目的とする法律です。
特定商取引法に基づく表記の記載は事業者の義務となっています。
この表記がきちんと書かれていない場合は、
消費者に対して法律に即した行動をしない企業だということになります。
concketworld 特商法
販売者名 | concketworld inc. |
---|---|
住所 | 2150 doneve bldg. 3rd floor leveriza st. Malate manila |
電話番号 | + 7-423-240-7016 |
メールアドレス | 記載なし |
販売価格 | 記載なし(約50万円) |
疑問①
ホームページよれば、
会社の設立は2018年4月5日。
サイト設立は2020年6月12日でサーバーはアメリカ。
なぜサイトができるまでに2年以上かかったのでしょうか。
被害報告が出始めたのもサイト設立と同じく2020年。
夏ごろからスレッドが立ったり、
詐欺サイトに書き込みが増えたりと騒がしくなったのを覚えています。
とすれば、
2018年に会社が設立されたというのも虚偽の可能性があります。
疑問②
住所に関しての疑問です。
所在地はマニラ。海外に拠点を持つ企業が日本で経済活動をすることに問題ありません。
問題はこのGoogleの画像。
Tasukeru Japanese Language School(タスケル日本語学校)
住所で検索するとまったく同じ住所で日本語学校が引っかかりました。
しかもその下に出てくるのが「詐欺相談なび」というね(笑)
ちなみにその日本語学校のホームページは
https://tasukeru-jls.com/index.html
現在は「なぜか閲覧できない状態」になっています。
日本語学校も何か関係があったのでしょうか。
疑問③
ちなみにGoogleMapで検索して出てきたのがこれ。
2148の番地にあるのは「association of philippine volunteer fire brigades inc」
ボランティアファイヤーブリゲイズ=日本でいう消防団のようなものでしょうか。
その建物ということがうかがえます。
シャッター前のかたまりの人物は・・・行き倒れ??
隣の2153は・・・これはかなり(笑)
3階がまず無いですしね。
これはまともな建物ですし3階もあります。
ですが番地は2164。
2153の次が2164になるため、
記載されている”2150”という番地は存在しないようですね。
こうなると、
ホームページが見られない日本語学校の存在もやはり疑わしく見えてきました。
そして電話番号。
電話番号には国ごとに番号がふられていて、
コンケットワールドが所在するフィリピンでは(+63)になるはず。
なのに(+7)というのはロシア・カザフスタン。
113さん もともとはロシアにあってビットコインがだめになったからフィリピンに建てた学校の一部を使ってる
まあ怪しいと思うならやらなければいいんじゃない?
113さん
仲間内で聞いた話ですけど、電話番号はただ変え忘れただけって言ってましたよ笑
ほんとか分からないですけど笑それと住所に関しては、上の人がボランティアで建てた日本語学校の隣にオフィス構えてて、そこだって話です。
自分もまだ完全に信用はしてないんですけど、節税とかの理由で海外に置いてるんじゃないですかね
いや怪しいでしょう(笑)
concketworld (コンケットワールド)
ホームページはこちら
http://concket.org/service.html
果たしてこれをホームページと呼んでいいものか・・・。
いち企業のHPとしては情報の少なさは異常であるとともに、
ずいぶんチープな作りです。
これを見てビジネスを始める決意をした人はまれでしょう。
だからこそ他の形で広まっていったということが明らかになってくるのです。
そう。
MLM(マルチ商法)で劇的に被害者を増やしていったのです。
マルチ商法といえば、
こちらも被害者が後を絶たないオフショアのMLM。
典型的なポンジスキームで白の要素が極めて少ない案件でした。
「凝縮されたマルチ商法の恐ろしさ」と言って過言ではないかもしれません。
MLM(マルチ商法)の餌食
MLM(マルチ商法)は昔からありますが、
ここ数年は20歳を超えた投資経験のない若者がターゲットにされています。
友達から誘われましたけど、ここ見てやめようと思いましたw
内部の方達は必死っすねw
3ヶ月間所属していましたが、口座開設に時間がかかって、ツールの運用まで行っていません。
友人からの説得でなんとか洗脳から抜けました。
周りにいた友人が見かねて説得してくれた結果、詐欺であったと分かり自らの情弱さに気付いたわけですね。
ではなぜまだ働いてもいない大学生や、
たいしたお金もないであろう社会人がターゲットにされるのか?
このポイントは”20歳を超えた”というところにあります。
無自覚と非社会性
そもそも20歳前後であれば社会経験はほぼゼロ。
インターネットがこれだけインフラとして機能していたとしても、
「情報や知識」と「経験や行為」は残念ながら比例するとは限りません。
つまり、
知識はあっても経験値が不足している若者が大半ということです。
そこにきて20歳になれば”成人”という肩書が足される。
おぼつかない社会的経験に加えて、
新たに”責任”が加わってきます。
卑劣な話、
マルチ商法を働く輩どもは若者たちが”責任”の取り扱いに慣れていないところを狙ってくるのです。
なぜ大学生や20代前半の社会人を狙うのでしょう?
本当に働かなくても生きていけるくらい稼げるならまず友達ではなく家族や親戚を誘いませんか?
就活や仕事で逃げ出したくなる時期かもしれませんがグッと堪えて冷静になってください
名ばかりの”責任”を利用して
この責任のひとつに「学生ローン」または「消費者金融」が利用できるというのがあります。
20歳以上であれば自身の責任で借金できるんですね。
万が一20歳未満の未成年だった場合、
借金は可能ながら「親の許可なく利用した」であれば契約は無効にできます。
ですが20歳以上になるとそれは通用しません。
お判りでしょう。
自己責任のレベルになるのです。
だから20歳以上の大学生や社会人がターゲットにされているわけです。
私も先ほど友人から50万円投資してea買ってFxしないか?
と言われたのですが、働かなくて月にたくさん金が入ってくるみたいで
動画も送られてきました。
来週にzoomで話そうって言われました。
どーしましょう
しかも学生ローンが組める限度額は商材価格と同じ50万円という周到さ。
これは昨日今日作られたものではない、
巧妙なからくりが存在しているように思えてなりません。
実態とその手口
ではいったいどんな集団なのか。
そしてどういった手口で迫ってくるのか。
続いてその②で詳しくお伝えしていこうと思います。
https://moneykouza.net/concketworld-inc
最後までご覧いただきありがとうございます!
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