PGA 完全終了?最悪の幕引きまでのストーリをたどる!

PGA
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PGA (プランスゴールドアービトラージ)

 

こんにちは!money講座です!

今日ご紹介するのはこちらになります!

仮想通貨の世界を大きく騒がせたPGA。

待っていたのは、

後味の悪い最悪の結末でした。

いったい何がどうだったのか。

この事件をおさらいして、

今後に活かしていきたいと思います。

 

それでは参りましょう!

 

 

目次

PGA いったい何だったのか

 

販売ページはこちら

https://prancegoldholdings.com/?lang=ja

 

2020年5月23日グランドオープン。

それ以前の3月にはプレオープンが行われ、

MLM的に広められていったようです。

 

PGAをさらに詳しく見てみる

最低投資額は1,000ドル。

利回りは月利9%~21%と驚愕の数字です。

アフィリエイト制度あり。

元本ロックの期間は原則なく、

数多くのアフィリエイターが勧誘の手口として使っていました。

出金の際は、

1,000ドル以上を残したうえで引き出さなければ口座が止まるシステムでした。

 

3点アービトラージに振り回された人々

PGAは正確には、

プランスゴールドアルゴリズムですが、

アフィリエイター界隈では、

プランスゴールドアービトラージと呼ばれていたようです。

この「アービトラージ」も、

PGAをくせ者にする一つの要因だったように思っています。

アービトラージ自体は手堅い手法として知られ、

理論上は100%稼げる手堅い手法として知られます。

今回のPGAは、

同じ取引所で3つの通貨に交換し続けるという手法を取るため、

速度はもちろん、

従来のアービトラージに比べてリスクが低いことが売りでした。

 

そもそも今となっては、

アービトラージを本当にやっていたかどうかすら疑問ですが・・・。

 

複利運用に取り憑かれた人々

リスクが低く月利~21%、

インフルエンサーや紹介者たちが謳う「◯億◯◯◯千万稼げる!」などの現実的ではない数字。

元本ロックがかかっていないため、

最初は元本を引き出して利益で運用するつもりが、

再度元本をつぎ込むケースも多々あったようです。

人の欲はリスク管理という壁を軽々と飛び越え、

危険を感じつつ深くはまっていくのですね。

 

月20%で複利運用を試算すると

元手を126万とすると、

1億円を突破するのにわずか24ヶ月(2年)という計算になります。

考えてみてください。

こんなうま味のある話がホンモノならば、

身内だけで儲けようと考えませんか?

ならばなぜこんな手の込んだことをして、

投資家に広く持ち掛けようとしたのでしょう。

資金を大きく集める理由は・・・もうお分かりですね。

 

運営の思うつぼ

結局運営側に分があったことは明白で、

出金時の1,000ドルしばりは出資者を逃さないためであり、

複利運用のメリットも、

裏を返せば資金は運営側に握られていたということに違いないでしょう。

 

 

MLM化された集客システム

 

公式サイトに何の表記もされていない。

それに稼げるのかどうか。

それがまったくはっきりしていない状況にもかかわらず、

かなり早い段階で”内部資料”というものが出回り、

MLM化されたシステムが日本で稼働し始めました。

主なものでも、

■紹介キャンペーン

  • 直接紹介6アカウント保有
  • 各アカウント1,000ドル以上の入金
  • 直接紹介の総売上30,000ドル毎に10gのゴールド贈呈

から始まり、

  • 直紹介数No.1:ROLEX贈呈(50,000ドル相当)
  • 最新のiPhoneを贈呈または1,000USDT
  • 1,000USDT
  • 上位5名にドバイのコンドミニアムを贈呈
  • 2020年10月13日にドバイ招待

などがありました。

余談ですが、

ドバイを口にしだすと間もなく飛ぶと、

個人的なものさしを持っています(笑)

 

3つの紹介報酬プラン

PGAには、

  • 紹介ボーナス
  • 新規開拓ボーナス
  • ランク報酬

といった3つの紹介報酬プランがあります。

MLMの世界では紹介者数の月平均は3名といわれており、

ビジネスに関わる全体の60%は1名すら紹介者を出せないとも言われています。

紹介報酬プランを最大限活用するには、

6名以上を紹介しなければならない高いハードルが設定されていました。

こうして参加者が必死にになるエサがまかれていたのですね。

 

体験談から

「最初に話がきたのは今年の3月。会社の同僚から回ってきたんですが、そもそもが『この案件はポンジ。でも、今年の11月までは飛ばないと上層部から直接聞いている。万一やばくなったら先に教えてもらえるから、出金してしまえばよい』という触れ込みでした。同僚は確かに“上層部”と会っているようだし、ポンジでも飛ぶ前に引き揚げちゃえば大丈夫かも、と思ってしまったんです。

PGAを扱ったあるWEBニュースに、

こんな記事が載りました。

こうやって同僚や知人、

または家族や身内に至るまで勧誘する。

そうすることで得られる紹介ボーナスに目がくらみ、

幅広い年齢層が被害者になり加害者になっていったのです。

 

 

PGA ハイプ案件のポンジスキーム

 

尋常ではない月利の高さで、

先ずは立ち止まることです。

ふたを開けてみればただのねずみ講。

高い利率を謳って、

出資者から金を集めタイミングを見て口座を凍結。

最初の数か月は順調に配当が出るため、

疑いつつも資金は引かない。

そうやってある程度金が集まった段階で、

運営は”飛ぶ”わけです。

残念ながら・・・もう戻ってきません。

 

なぜ”飛ぶ”?

なぜ飛ぶのかといえば、

身も蓋もありませんが「飛ぶことが前提だから」という答えになります。

新規で投資家を募りつつそれを元に配当していくので、

破綻します。

そして飛ぶのです。

 

飛ぶまでの時系列

2020年10月15日。

PGAの投資家にとって悪夢の一日になりました。

疑惑が確信に変わった日です。

投資者が危険を感じ、

資金を引き揚げようとするタイミングで新規のキャンペーンを打ち、

引き留め工作にまんまとはまった日を9月26日として、

その数日を追っていきます。

 

Xデーに向かって

2020年9月26日

コモディティーのアービトラージ開始。

さらに高利率を謳い最後に大きく稼ごうとしたのでしょうか。

 

10月1日

出金できず出資者が騒ぎ出すものの、

「中国が祝日のため15日まで出金停止」と運営アナウンス。

日本のリーダーたちが火消しに躍起になります。

 

10月5日

出金申請がすべて一旦取り消し。

12日から受付再開され15日出金とのアナウンス。

 

10月14日

中国深センのオフィスに投資家が訪問するがもぬけの殻。

※【ポンジ】でTwitter検索すると出てきます。

 

10月15日

会社移転(?)着金なく会員ページにアクセス不可。

HPに運営から「アメリカの司法捜査に協力するため全口座凍結中。事態の解決は来年年明けを見込む」とのメッセージ。

おなじみの手口でした。

 

泉忠治と坂本よしたか

おそらくこの悲劇の分かれ道は、

情報発信者にこの二人がいたことをどう捉えたか。

それに尽きる気がします。

PGAはインターネットビジネス界の有名人たちがインフルエンサーとなって、

徐々に広まっていきました。

他に蝶乃舞と鈴木孝広も確認できています。

このメンバーで信用できますか?

 

坂本よしたかとPGAのレビューはこちら。

https://moneykouza.net/pga-system

PGAシステム 坂本よしたか Prance Gold Holdings 騙されないで!評判 口コミを暴露!

まとめ

 

少し古い話になりましたが、

大型詐◯案件のPGAについて総括させていただきました。

今でもサイト上では稼いでいる状況でしょう。

ですが残念なことにそれはただの数字に過ぎません。

心配されるのは、

「回収代行業者」や「被害相談」を謳う回収詐欺です。

被害を受けられた方をさらに痛めつけようとする輩がいるのも事実です。

もうすでにいくつか見つけており、

定期的にウオッチしています。

二次被害に遭わないよう注意してください。

 

今回のカラクリをいろいろ考えたのですが、

「日本人がセーシェルに構えた法人で中国を舞台にして日本人を騙す」

といった構図も感じました。

とてつもなく大仕掛けです。

しかし確証はありません。

いずれにしても金額の大小に関わらず、

お金は大切にしましょうね。

 

最後までご覧いただきありがとうございます!

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