
こんにちは!money講座です!
今日ご紹介するのは
SAVIOR(セイバー) 成田寛明
こちらになります!
マネーハックという考え方から、
このコロナ禍で困っている多くの人を救う。
そんなことを謳っています。
いったいどんな内容なのでしょうか。
徹底的に検証します。
それでは参りましょう!
目次
なかみを見てみよう
販売ページはこちら
ページによれば、
- コロナ禍だからこそ生まれたマネーハックアプリ
- お金かせぎをもっと身近に そして、面倒を「ゼロ」に
などが書かれています。
マネーハックなる言葉
聞きなれない言葉でしたが、
2016年2月14日の日経電子版に、
お金の問題で回り道やムダなルートにはまることなく、人生をスマートに変えることのできるマネーハックを考えていきましょう。 マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。 … マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
とありました。
お金の問題で回り道やムダなルートにはまることなく、
人生をスマートに変えることのできる術といったことでしょう。
それをアプリにしたと考えられます。
”すべて「ゼロ」へ”の意味とは
いままで発生していた様々な面倒を、
限りなく「ゼロ」にすることに成功したと。
これによって、
誰でも手間なくスマホだけで稼げる。
そう謳っていますが、
具体的なことは何も書かれていません。
「総額17億円を突破」の怪
ページ中に、
スマホの画像らしきものでグラフが出てきます。
そこには、
2012年から2020年の棒グラフと右肩上がりの折れ線グラフがあり、
「事前テストで発生額総額17億円以上」との文字がありました。
まるで実績があるかのように記載してあり、
勘違いさせることが狙いでは?と疑ってしまいます。
SAVIORのはじめかた
おなじみの3つのステップでSAVIORは始められます。
- SAVIORリリース発表会へビデオ視聴で参加
- リリース発表会でアプリをダウンロード
- お金稼ぎ(マネーハック)スタート
だそうです。
後述しますが、
このアプリのダウンロードをきっかけに、
SAVIORに対して疑問を持ったのです。
登録してみた!
ビジネスモデルが不明なのもそうですが、
販売ページでは詳しい内容が分かりません。
登録して、
行けるところまで行ってみます。
アドレスを登録
LINEアカウント「SAVIOR(セイバー)」に登録すると、
動画のURL付きのメッセージが届きます。
視聴してみましょう。
成田寛明と吉沢りお
約20分の動画は背景がゴージャスな合成。
ここで成田寛明が登場します。
そして女性MCとして、
アプリレビュアー(?)の吉沢りおと対談するスタイルです。
当然ですが検索しても出てこない人物たちです。
何しろ芝居っ気たっぷりのお二人でした(笑)
おそらくそういう職業の方々と推察します。
ビジネスモデル発覚
動画内で、
「企業向けの売買システムやチャート分析を主体としたフルオートメーションの開発」との発言や、
後半に出てくる報酬画面を見ると、
このアプリはFX自動売買システムということが分かりました。
GoogleやAppleやAmazonと連携し開発しているアプリ
元々SAVIORは、
NTT・ソフトバンク・マイクロソフト・Apple・トヨタなどの大企業を想定して開発していたとのこと。
楽天やソフトバンクの名前も出ました。
しかもあろうことか、
メルカリやCODEより稼げると断言もしていました。
こうした名のある企業名を出して、
感心させる手口はよくありますが、
なにしろ想定ですからね。妄想みたいなものですよ。
その証拠はないのです。
一般的な方法でインストールできない
企業向けのサーバーで動かすようなソフトを、
無理してアプリに落とし込んだため、
App StoreやGoogle Playの公式サイトからダウンロードできないとのこと。
個人的にここが最も気になった点でした。
公式サイトからダウンロードしなかった場合、
個人情報の抜き取り・乗っ取り被害などのリスクが考えられます。
そうしてまでも欲しいですか。
特商法に基づく表記のチェックポイント
特商法は事業者による違法・悪質な勧誘行為等から、
消費者を守ることを目的とする法律です。
特定商取引法に基づく表記の記載は事業者の義務となっています。
この表記がきちんと書かれていない場合は、
消費者に対して法律に即した行動をしない企業だということになります。
SAVIORの特商法
販売者名 | 合同会社Rice Child 成田寛明 |
---|---|
住所 | 〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F |
電話番号 | 記載なし |
メールアドレス | info.savior.contact@gmail.com |
販売価格 | 記載なし |
時々見かけるバーチャルオフィスですね。
電話番号の記載なし。
こんな企業が有名企業と関われるか疑問です。
浜松町ダイヤビル2F
浜松町ダイヤビル2Fといえば、
時々見かけるバーチャルオフィスですね。
検索すると、
数多くの会社がここをオフィスとして登録しています。
合同会社Rice Child①
2020年08月17日に法人登録されています。
もちろん2020年以前から活動していたのかもしれません。
ですが、
大企業向けに開発を進めていた会社の登記が、
2020年というのは奇妙ではありませんか。
大企業は実績がないそんな企業とは取引しないと思うのですが。
合同会社Rice Child②
ところでこの会社、
特商法では「合同会社Rice Child」と記載されています。
ですがこのページのトップ画に注目してください。
最上段の企業名は、
「RACE CHILD(レースチャイルド)」なのが分かりますか?
動画内でも「ライスチャイルド」とカタカナの字幕も出つつ、
ロゴ表記は「RACE CHILD」といういい加減さ(笑)
合同会社Rice Childといえば、
以前こんなのも検証しました。
https://moneykouza.net/the-flash
まとめ
いかがでしょう。
なるべくやんわりとお伝えしたつもりですが、
結局のところ、
FX自動売買システムのアプリであること以外は、
正体不明の案件でした。
もし万が一ホンモノのFX自動売買のアプリだったとしても、
利益が見込めるかはクエスチョンだと思います。
そもそもネットの世界にもかかわらず、
しかも「手順1.リリース発表会へビデオ視聴で参加」のためにもかかわらず、
電話番号までも入力しなければならないフォームが用意されているのです。
これは背後に何か潜んでいると疑ってしまいますね。
オススメできないと言ってもよいのではないでしょうか。
信ぴょう性が著しく低いこんな案件に個人情報を抜かれたら、
とんでもない未来になってしまうことが予想されます。
昼夜を問わず迷惑メールが届くはめになるかもしれません。
怪しいオファーに騙されることなく、
大切なお金は大切に使ってくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございます!